ジャッジしないという生き方
“普通はこうするでしょ“という考え方だと
そのやり方をしていない他者の行動を
“普通じゃない“と思ってしまいます。
自分が正しくて相手が間違っている。
だから相手を正そうとする。
しかし、従わないと腹を立てる。
いつも「自分は正しい、相手が間違っている」という考え方をしている人は
いつも何かに腹を立てているようです。
「良い」「悪い」と
ジャッジしない思考能力を身に付けると
生き方が楽になります。
間違っている相手を正したいと本気で思い、相手に伝える。
間違っているから直した方がいいよと説明して
すぐに納得して快く直してくれる相手ならいいですが、
そうでなく逆切れし、
こちらに何らかの攻撃を加えてくるような人ならば、
大変な事になってしまいます。
相手を正そうとする場合は
相手と自分との深い信頼関係が確立していないと
なかなか難しい問題です。
家族、親友、恋人のような深い関係ならば
言い方に気を付けて伝えれば
相手に正してもらえる可能性も高くなると思います。
そうでない、職場、友人、知り合いなど、
ましてや初対面の人などの人間関係では
難しい問題です。
後者の人達にどうしても言いたい、
相手の行動を変えたい、
正してあげたい
そう懇願するならば、
これです。
「 正論よりも思いやり 」
正論を言った所で、
相手を心から想う思いやりの気持ちが無ければ、
絶対に相手の行動は変わりません。
恐怖心をあおり、脅す。
もしくは大金をあげるからなどという理由で
自分の思い通りに他人を動かす事はできたとしても
それは不本意の行動です。
人を動かすものは思いやり(愛)のみです。
何かの事実があり、その様子が気に入らないとして、
相手に伝えたい時、
正論よりも相手を想った一言から伝える事がとても重要になります。
それから相手がどう感じてそのような行動になったのか、
相手が話をしてくれてやっと相手も状況が分かる。
相手の状況を理解し相手の心にも十分に寄り添った上で、
初めてこちら側の意向も伝えてみる
それはあなたを想う気持ちからなのですよと
相手にもきちんと理解してもらわないと相手の行動は変わりません。
「 正論よりも思いやり 」
決して、正しさを主張するような人ではなく、
相手を想った一言から伝える事ができる大人でいたいものです。