私は『褒めて育てる』を否定します。
中学3年の受験生の息子はマンツーマンの塾へ約週1で通っています。
昨夜塾が終わる頃息子を迎えに車で行くと、
止めていた駐車場に担任の先生がいらして、
先生が今日教えたプリントを私に見せながら
息子の課題や成果を伝えてくれました。
そして、私に
「お母さん、息子さんの事を褒めていますか?」と言います。
前にもこの先生から褒めてあげてくださいと何度も言われました。
今の息子の夏休みの過ごし方は、
私が働いて家にいない間は何一つ自ら勉強する事はなく、
絶対的勉強量が少なすぎるので、
褒める事をするほどやっていないので、
私は褒めていません。
先生には「(子供を褒めて育てる)には反対なのでしません。親に褒められるからする褒めらえないからしないの基準の子になってしまうからです。」ときっぱり答えると、
先生は
「最初は褒めないと~・・・」
どうこうと言ってきました。
例えば息子が、
誰の指示もなく自らノートを何ページにも渡って勉強をしていたら、
もちろん私は驚いて、
「すごい!頑張ったね!やった自分が好きでしょ?」とか何かを声かけするとは思います。
今は、私は英語を本格的に教える前と今では確実に今の方が文法と単語の理解度が上がっているので、
「前よりは進歩しているね」と、事実だけは息子に言って、
「お母さんの教え方が分かりやすいんだね」と自分の事(私)は褒めています(笑)
帰りの車の中で息子に話した事は、
褒めるのは自分自身を。
「いや~、今日は頑張ったなあ」とか自分自身で褒めると良いと伝えました。
誰かに褒められる事を待っているより、
“昨日の自分より成長している”
“やろうと思った事をやれた自分”を
褒めてあげる事をした方がいいと言いました。
誰かの期待を得ようとする下心は
なくした方が良いです。
他者の人生を生きる事になるし、
他者からの承認欲求人になってしまうから。
もし褒めるなら
自分の評価は自分でつけ、
自分が良く頑張ったならば、
自分自身を褒めてあげよう。
じ‐りつ【自立】
1 他への従属から離れて独り立ちすること。他からの支配や助力を受けずに、存在すること。「精神的に 自立 する」
2 支えるものがなく、そのものだけで立っていること。
子育ては自立するまでのサポート(勇気づけ)だと思います。
悲しい事に大人でも
かまってちゃんの人や
他者からの承認欲求のかたまりの人など、
精神的自立が出来ない私より年上の大人も大勢います。
自分の子供がそうならないように、
世に送り出すまでにそんな悲しい大人にならないように教育したいものです。