物欲では心は満たされない
仕事で得意先へ訪問した際、女性が私の着けているネックレスに気がつき話になったので、「○○さんもジュエリー好きなんですね」と返答した。
人は自分の興味のあるものに目が行くものだからです。
すると彼女は怒涛の様に今まで購入したジュエリーの話をし始めました。
自分の好きな事を話している時は気持ちの良いものです。
最高金額で63万円のネックレスを購入、その他も十数万円ものジュエリーも多々購入したようなお話でした。
63万円のネックレスを購入した際はイライラしていて買ったと話をしていました。
ここが私が気になった所だったのですが、
人はあまり物欲に走らない方がいいのではと思います。
高額のダイヤモンドを手に入れてもいつまでたっても他のジュエリーもいいと思って購入してしまう、終わりのないサイクルになるからです。
要するに満たされないのです。
心が空虚、もしくはストレスを感じていると物欲で満たされようとするのではないでしょうか?
私も若い頃は、このパンプスも可愛い、あのパンプスも可愛いなど、何足もワンシーズンに購入したり、とても高額なコートを衝動買いしてみたりしました。
今は、物欲は趣味である登山用品がメインですが、ある程度揃うとそれほど購入しなくて良くなります。
「物」よりも、趣味の山登りで体験する非日常の美しい風景、
頬に当たる気気持ちの良い風、光と影の木洩れ日、色鮮やかな新緑、
鳥のさえずり、川の流れの音、愛らしい高山植物などで
心が満たされて満足感を得ているので、今の現状で大満足、物欲へは走りません。
もし、何かの資格を取りたくて勉強に集中している毎日を送っていても
おそらく物欲へは走らないと思います。
非日常体験の中で心を満たす、目標に向かって勉強に励むなど主体的に生きていれば、
内なる自分に焦点を当てれば、外側へ目を向ける、物欲へは向かないと思います。
心を満たすには、主体的な自分でいなければならないのです。
そのためには日頃から何で自分はこうしたかったのかな?
どうしてこれが欲しいと思ったのかな?と
自分自身に問いかけて何が目的なのかを明確にする事が大事です。
もっと自分自身に問いかけてフォーカスしていいと思います。
高価なダイヤモンドを着けている私に価値があるのではなく、
生きている事、存在自体に価値があるから。
もっと内なる自分に焦点を当てて主体的に生きる。