コミュニケーションの極意となる質問「あなたはどうなの?」
先日、我が子(中学二年生)の三者面談がありました。
4月からコロナの影響で授業参観、
文化祭などの行事はカットもしくは生徒のみで行うなど
保護者が学校へ行く機会も無く、
はじめて担任の先生との対面でした。
先生もこの生徒の親御さんはどんな人だろうと思っている事でしょう。
保護者側も先生がどんな人なのか気になります。
短時間の決まった時間の中で相手の相互理解を深め、
意見や方向性のすり合わせを行うために設けるコミュニケーションの場
学校の三社面談では、
子供の将来の進学ややりたい事や
今、本人が頑張っている事などの情報交換や、
その子供の良い方向性へ導くための談話になります。
しかし、どの様な先生に任せているのか、
また、どの程度生徒を見てくれる力があるのかを
こちら側も知りたいものです。
要するに信頼できる先生なのかという事です。
「生徒から学ぶ事がたくさんあるんです」とおっしゃった先生の発言から、
(俺は先生だから偉いんだ)などと思わず、
十代の生徒も一人の人間として尊敬でき、
一人一人観察し分析している先生だなと冒頭で感じられました。
面談の最後の方になり、
「子供がどの時点でやりたいなと思う(将来の方向性)きっかけにつながるか分かりませんが」という話になり、
私は先生に
「先生はどうして先生になりたいと思ったのですか?いつの時点でですか?」と
質問しました。
「あなたはどうだったの?」の質問です。
この質問をする利点は
1.先生の人柄を大きく知り得るチャンス
2.我が子がその(経験者)の話を聞く事で自分の将来の方向性のきっかけになるかも
2.我が子がもっと先生の事を知るチャンス
3.先生も自分のやりたい職業について話す事で嬉しい
4.相互(先生と私)理解が深くなる→信頼度につながる
小学一年生の時に先生を見ていて
授業で生徒に教え、休み時間は生徒と一緒に遊べる
こんな人と触れ合える職業ってないと思ったらしいです。
先生の話しを聞いて、この先生は基本的に人が好きなんだという事が分かりました。
面談は「対等」なコミュニケーションの場です。
我が子が影響される先生達をより知るためには
一番初めに先生に会った時は
子供の悩み相談ができる場ととらえるよりも
先生の事を知れるチャンスの場、
そしてこちらの事も知ってもらえる場であり、
信頼関係を築ける場ととらえる事が先決です。
先生も一人の人間です。
自分が認められた人には役に立ちたいと思うはずです。
この記事は学校の先生との面談なので
保護者×先生ですが、
他の場面でも同じです。
例えば、
●アパートを契約したいと思い不動産会社の担当者と初めて会いお話をする時
●タイヤを購入するのに車用品専門店へ行き担当者とお話する時
客×販売者でも同じです。
アパート探しをしていて、
お勧め物件を紹介されて最後に「あなたはどうなの?どこに住んでるの?」
タイヤを購入したい時、店員にタイヤを勧められて
「あなたはどうなの?どんなタイヤを購入した?いくらの?」など、
私は「あなたはどうなの?」の質問をいつもしています。
そして、みんな答えてくれています。
この質問は
担当者がどんな考え方の人(人柄)なのかを知り得てぐっと近づける良い質問です。
お世話になる人と談話する際に何より重要なのは、
ただの担当者と思わず、
相手の事を知る。
相手の事を理解し、承認する事が大事だと思います。