自分自身の事きちんと分かってる?SNSの使い方
人はどうしても自分以外の人と比べて生きてしまいます。
例えば、最近のSNS(友人同士や、同じ趣味を持つ人同士が集まったり、
密接な利用者間のコミュニケーションを可能にする、
登録された利用者同士が交流できるWebサイト)でも、
彼女の方がフォロワー数が多い、
いいねが多い、リア充してそう、
(芸能人やセレブに対してはそんな思いは抱かないのに
身近な人に対しては対抗心や嫉妬を抱く)
彼女が○○を持っているが私にはない、
彼女はお金持ちだ、学齢がある、彼女の方が若い、
ちやほやされている、スタイルもいいし。
逆に、○○は私の方が勝ってるわ、などなど(@_@。
他者と比べ、喜び、落胆し、安心し、妬み、戸惑い、
心理学者アドラーさんがおっしゃっている
「全ての悩みは対人関係である」はまさにその通りです。
SNSの記事に関しては、コメントを付けてコミュニケーションを深めていくことができます。
「いいね」ボタンを押し、より気軽に応援の気持ちを表すこともできます。
私も山登りを初めて2年後くらいに
「また山に行きたくなる。山の記録を楽しく共有できる。」を基本コンセプトに、
登山者同士の連携と情報共有を目指している登山記録(山行記録)の
データベースの共有ウェブサイトを利用させて頂いて、
山の記録を参考にさせて頂いたりしております。
自分の行きたい山の最新の情報を確認する事ができ、
山友達もたくさんできました。
利用当初は皆さまから「コメント」「いいね」などを頂くと
嬉しい気持ちになりました。
メリットもたくさんあります。
ですが、デメリットもたくさんあります。
SNSも人間関係なのです。
友だちの記事には「いいね」をつけなくてはいけない。
コメントをもらったらすぐに返信しなくてはいけない。
そんな気持ちが強迫観念となり、一晩中「通知」が鳴りつづけ、それに対応しているうちに眠る時間もなくなってしまう。
そのような問題に悩まされている人も少なくはないようです。
フォロワー数が多いのにいいねの数が少なかったり、
逆にフォロワー数が少ないのにいいねの数が多かったり、
いいねの数を増やす方法は簡単です。
皆さんのいいねをたくさんつければいいし、
暖かいコメントも送ればいい、
自分の記事に○○さんの記事を参考にさせて頂きました♪なんてコメント入れてもいいし、
いくらだっていいねの数を増やす方法はあります。
だけどそれをやるには相当時間はかかるし、疲れます。
要するに
SNSのいいねの数はその人がそのSNSにそれだけ一生懸命関わっているという数です。
人気の数ではありません。
私自身、登山記録のサイトを当初自分の記録はのせずに
じっと人の記録を覗くだけの人でした。
いいねも押さず、もはや情報泥棒です(笑)
ですがある日そのサイトが見られなくなり、
やむを得ず自分の登山記録をアップしたら、
それほど嫌な気持ちではありませんでした。
そのサイトを自分の記録を掲載する前から、
ここでのいいねの数はすごく山の知識に詳しい、
登山するスピードが速くてすごい、
写真がプロ並みとかでのいいねではない事は分かっていましたので
当初見るだけの人の時は、この人達アホだなぁ~、
チヤホヤされて嬉しいのかな~と冷ややかでした。
今も私は継続して登山記録サイトを利用させて頂いておりますが、
自分は山に関してとても浅学だという事は認識しておりますので、
その記録に対していいねを押して頂いた方には感謝しております。
SNSに振り回される事なく、SNSで自分が凄い人だと錯覚する事なく、
上手にSNSを利用したいものですね。