視野が広がり成長へと繋がる原点
「日本百名山」と言うBS方放送のその山の魅力を地元のガイドさんが紹介する番組があり、
私は録画をしてそれを見ていますが、
沢登りの紹介の時、
絶え間なく大量に流れる滝の様子を見て
息子がふいに
「滝はどうしてあんなに大量に流れているの絶えないの?」と質問しました。
私はすぐに答えようとして
「すぐ近くに阿武隈川ってあるよね?
一級河川で西郷村にある甲子旭岳っていうお母さんがよく行く山が源流でね、福島県を通って最後は宮城県の岩沼市から海に流れていくんだよ。」
と自分が
撮影した写真を見せながら説明していると、
娘が
「どうして、絶えないと思う?
まず自分で考えてみなよ」と息子に言いました。
私は川が絶えず流れる答えを促す質問として、息子に「山の木々は雨が降らない日が続いても枯れないのはどうしてだと思う?」と質問しました。
* * * * *
『何故?』『どうして?』と
不思議に思う気持ちから質問したり、
調べたり、観察したりって
人間の成長の学びの原点だと思います。
知らない、分からないない事と知る、
想像してみる、理解する。
それが無いと成長はないと思っています。
そしてそれを自ら疑問に思う事が大切だと思います。
なんでも物事や目の前にある物を
当たり前だと思わず、
関心を寄せる。
そして、疑問が生まれる。
その道のプロに聞いてみたり、
新しい事を知るとまた違った目線で
それを見る事ができます。
* * * * *
最近の私の『何故?』は
最近の熊は街中にも出没し、
しかも、必ずと言っていいほど、
人を襲っています。
本来熊は人を避ける動物でしたが、
襲ってくるようになりました。
なので、熊の気持ちを考えたり、
どうして(何の為に)人を襲うのかなと色々調べています。
山歩きでリンリンジャラジャラ鈴を鳴らして
人間が歩いてますよと獣に教え
こちらを避けてもらうスタイルだけでは
熊との遭遇を避ける対処をとしては足りないのでは?と思います。
獣の気配すら分からない状態は、
近年の山歩きのスタイルではもう無くなったと思います。
登山の熊遭遇対処の話だけではないです。
去年まではこうだったと鵜呑みにせず、
刻々と変化している小さな事に敏感に感じ取る事が必要だと思います。
そして、何故?
どうして?
とまず、大人になっても好奇心を持つ事。
それが、
視野が広がり、
毎日を楽しめ、
成長へと繋がる秘訣だと思います。