人間は、死んだあとどこに行くの?
NHKの子ども科学電話相談の番組の一部です。
きむらゆうまくん(小学3年生・東京都)からの質問に
「心と体」の大日向雅美先生が答えます。
ゆうま君が死後はどこに行くか考えたきっかけは志村けんさんの死だそうです。
大日向先生:ということは、志村さんは亡くなっても、
ゆうま君の心の中で生きていてくれていると思うの。
「あんなふうに楽しませてくれたなぁ」とかね。
ゆうま君:うん
先生:死んだらどこに行くのか私は分からないのね。
だけど、ゆうま君にご質問頂いて改めて思った事がひとつあるの。
「誰かの心の中に生き続ける」ということ。
それが死後の世界を恐れないで生きられるということかなって思っています。
せっかくゆうまくんが質問してくださったのに、
分からないというのはごめんなさいね…。
でも本当に分からないの。
だけどよくね、
「そんなことをしていたら地獄に落ちる」なんて言う人もいるけど、
あんまり不安に思わないで。
むしろ、今を一生懸命生きていきましょうね。
それからもうひとつとても大事なのは、
大事な人が亡くなったら心の中でその人のことを思い続けるでしょう? ということは、
その人はお空の上か分からないけど、
間違いないのは、
「残された私たちがその人のことを思い続ける」ということではないかなと思います。
とても大事な問題を考えてくれたわね。
昔から「死」に関していろんなことを考えてきたけど、
本当のことは分からない。
でも大事なのは、
「残された私たちがその人のことを思い続ける」ということじゃないかしら
と先生は答えていらっしゃいます。
* * *
人は誰でも死を迎えます。
いつかはわかりません。
死んだらどこに行ってしまうのかな?と
誰しも考えた事はあるのでしょうか?
私も父を4年前に亡くし、
今でも父は私の心の中に生きています。
若くして亡くなったお友達のお子さんの事もふっとした時に思い出します。
お料理上手だった祖母も
私がなれない煮物を作っていた時に、
(こんな風に作っていたなぁ?)と祖母が作っていた様子を思い浮かべ
料理の最後を調整しました。
なので、ふとした時に、
必ず思い出していて、
私の心の中に存在しています。
未来の事は誰にも分かりません。
そして過去の事は過ぎた事。
今、ある小さな幸せを感じ、
日々感謝しながら生きる。
そして、
自分と触れ合った周りの人が自分との時間を共有した時に
笑顔になってくれたら嬉しいなと、
そんな風に思います。
山歩きの記録を残しているSNSサイトの私の過去の記事です。
トレーニングのつもりで向かったが
実際はちいちゃな雨上がりのきらきらしたお花達に注目し足が止まりのんびり歩きに。
同じように人にも素敵な所に注目していきたいなと、ふと思い、下山中は、(私が死ぬまでにどれだけの人を笑顔にできるのかな)と考え、
究極の幸せに向かってもう一歩どのようなアクションを興せばいいのか
真剣に考えながら鳥居を後にしました。
皆さんは山歩きでふと自分に向き合う事ありますか?
2019.10月に山歩きのSNSで里山を登った際の感想を書いていました。
「死んだあとはどこに行くの?」
それは
誰かの心の中に生き続けていたら嬉しいですね。