日本人の美学「謙虚」は度が過ぎないように
日本人は「謙虚」が美学と言わています。
ですが、その謙虚さが度が過ぎると人を不快にする事があります。
私は謙虚さにかける?アメリカに少しだけ留学した経験があります。
外国人のはっきりものを言うストレートなやりとりは
(しかも表情豊かだし、ジェスチャーは大きいので)相手の意思が良く分かり、
私にはコミュニケーションしやすいです。
昨日の登山後温泉施設に入ると
入浴券を券売機で購入するために少し行列ができていました。
私もその列に並び、カード提示でいくらか割引になる一覧表を確かめたく目を凝らして眺めていました。
そして、施設の方に質問などをしていて、
やっと自分の所持しているカードが分かり提示できました。
夢中になっていたので気がつきませんでしたが、
自分の番になっていたようで
後ろに並んでいた20代の女性二人が待っていた状態になっていたようです。
全体の様子が見えていた施設の方が後ろの女性二人に
「どうぞ」と券売機に促していたので、
私も女性2人に「どうぞ」と手を添えて促したのですが、
その女性二人は前に進むことなく、
戸惑って二人で顔をどうする?みたいに見つめあったりして、
中々券売機にスムーズに行ってくれませんでした。
(悪いな)と思ったのでしょうか。
そんな躊躇して謙虚な姿を見せてる時間があったらもう券売機で券は買えています。
後ろにも人が並んでいるのに時間の無駄です。
日本人の「謙虚」な姿勢は美学と言われていますが、
度が過ぎると美学どころか迷惑な場合もあります。
会計時のおばちゃん達の「私が払うわよ」「いいのよ」「いいえ私が」
みたいなダチョウ倶楽部の様なくだりで
後ろに並んでいる人やお店の店員さんに時間を取らせて
迷惑とかけていると似ています。
「謙虚」は控え目で、つつましいこと。
ですが、これだけでは本当の謙虚な人ではありません。
「謙虚」は素直に相手の意見などを受け入れることも含まれるのです。
「どうぞ」の親切は素直に受け取る
そして「ありがとうございます」と笑顔で相手に向かって感謝しすぐに行動に移す。
これが一番です。
「謙虚」を勘違いしている若い世代の人も多いので、
親切は素直に受け取り、笑顔プラス感謝の言葉で返す。
これで十分、世の中皆ハッピーだと思います。