moontopazのブログ

非日常の感動とワクワクは好奇心とほんの少しの勇気から始まる。好きな事に邁進してなりたい自分になろう!

成敗するのはあなたではない

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SNSで自分に誹謗中傷された記事を発見し、

本日のお昼の食事は喉に通らないほど、心が切り裂かれました。

 

2か月ほど前の両神山遭難事故の記事です。

その中のある言葉の表現が「上から目線」で「傲慢」な人とSNSで中傷されました。

私のブログは登山をされている方(ヤマレコから訪問されている方)も多いです。

なので、ずっと我慢してきましたが本日は書かせて頂きます。

 

まず、第一に伝えたい事

 

『 両神山で出会ったおじい様の命は本当に助けたかった。』

 

おじい様の足取りでは

1.下山時滑落の危険性が非常に高かった。

2.あの調子では下山時刻が真っ暗になり遭難してしまいます。

 

私が先頭で歩き、おじ様を真ん中、同行している彼が一番後ろからおじい様を見守りながら下山する。

そして細いへつりの様な注意が必要な登山道もありましたので、

そこは私の肘をおじい様に持って頂きながら慎重に下山するという構造が頭にありました。

 

私達だけなら下山予定時刻が15:00でしたが、

おじい様と一緒ならば17:00を過ぎてしまう可能性がありました。

真っ暗です。

私達も遭難してしまう可能性も十分にありました。

 

ですが、ここでおじい様を置いて行ってはおじい様の命の危険が危ないと思い、

自分たちも遭難のリスクを背負いながら覚悟を決めた声かけでした。

「お疲れ様でした。ここまで大変でしたね。ここから先はもっと大変ですから、私達と一緒に下山しませんか?」

 

両神山の記事を出した時に、

「私も当日このおじい様に大丈夫ですか?」と声かけしました。と

コメントを頂きおっしゃっていた方がいました。

 

あの日あの両神山で私のように「一緒に下山しましょう」と

自分の命のリスクもある言葉かけをした方は私の他にいらっしゃったのでしょうか?

 

私達に着いて来てもらえず私がずっとあのおじい様を心配し、

翌朝になってもおじい様の事が脳裏に浮かび、

まさかこの寒い中山にいるのではないかと心配して不安に思っていたことなど。

 

そして、最悪の事態になってしまった事実を知った事。

どんなに悔やんだか。

もっとしつこく、

手を引いてでも

一緒に下山すれば良かったと後悔したこと。

 

後悔したんです。

 

悔やんだんです。

 

中傷誹謗する方は一体私の何が分かるのでしょう?

 

私がその後、

ご家族の方へ伝えて欲しい事、

登山道の見直し、

登山口までのアクセスの改善点など、

然るべき所へ申し上げております。

 

そのような事、全てをブログでは書いておりません。

 

事実を知らず勝手な思い込みで大勢の人が見るSNSで中傷誹謗して私を傷つけ

私の心が病み、最悪の事態になったらどのようなお気持ちなのでしょう?

 

「やった成敗したぞ」と思うのか「こんな事態になるとは思ってなかった」と後悔するのか。

 

 

SNSでの中傷誹謗は人の心に計り知れないダメージを加えています。

 

 

フジテレビの人気番組「テラスハウス」に出演したプロレスラー木村花さん=当時(22)=がSNSで誹謗(ひぼう)中傷された後に死去した問題で、警視庁はツイッターで中傷する投稿を繰り返したとして、侮辱容疑で、大阪府箕面市の20代の男性を近く書類送検する方針を固めた。捜査関係者への取材で16日、分かった。

 捜査関係者によると、男性は5月中旬ごろ、木村さんのツイッターの投稿に対し「生きてる価値あるのかね」「ねぇねぇ。いつ死ぬの?」などと匿名で複数回書き込み、木村さんを公の場で侮辱した疑い。警視庁の任意聴取に容疑を認め「番組で男性に暴力を振るっているシーンを見て、仕返ししたいと思った」と供述。

6月、木村さんの遺族に謝罪のメールを送信した。

 

 

両神山の件を記事にしたのは、

もうすでに私がブログを書いていた発信者だったから、

この件で多くの登山者の方に考えて欲しかったのです。

 

私の文章の表現で気に入らなかった方もいらしゃるでしょうが、

私が言いたかった真意はそこではありません。

 

はっきり申しあげます。

 

私はあの日あの時出会ったあのおじい様の笑顔が大好きです。

 

自分が好きな山を愉しんでる本当に素敵な笑顔でした。

 

この先もあの笑顔は忘れません。