「情熱がある限り人は成長するはず」ならば、その情熱はどこから来るの?
情熱がある限り、人は成長するはず
昨日に引き続き、何度も読みたくなる三浦知良さんのインタイビュー時のお言葉です。
「“人生100年と考えた時これからをどう生きていきたいですか?”と良く聞かれますが、
サッカー選手としては、遠い未来より今日も全力で駆け抜けようと思ってやっているので答えようがないですね。
でも、毎日頑張る事で明るい将来が待っていると信じています(笑)
これは年齢にも言えると思うのですが、経験を積み重ねる事で視野も広がるし自分を信じる事もできるようになります。
人間としてもバランスが良くなる気がしますね。
何事かを続ける情熱がある限り人は成長すると思うし、
そんな風に歳を積み重ねていきたいと思います。」
「遠い未来より今日も全力で駆け抜けようと思ってやっているので答えようがないですね。」
この言葉は今この瞬間にスポットライトを自分に当てて生きている証拠ですよね。
スポットライトを自分に当てられたら自分の周りは見えませんよね。
自分に集中しているって事です。
「何事かを続ける情熱がある限り人は成長すると思う」
この言葉も本当にそう思います。
しかし年を重ねるほど情熱が湧きにくくなります。
その理由を高橋祥子様が分析されておりました。
端から見たら動いているように見えても、昨日の自分、1カ月前の自分、一年前の自分と比べると動いていないという「静的な行動」をしています。その場合は初速が伴っておらず、情熱も生まれません。
いい未来を思い描く想像力が高い人に行動力がある人が多いのは、
未来における差分が頭の中で明確に描けるからです。
もし現在の生活に十分満足しており、未来もそうであるという
「現在=未来」の状態なら行動を起こす必要はありません。
情熱は「未来差分+初速」から生成される
情熱とは行動することで湧いてくるものであり、情熱があるから行動が起こるわけではない、と前述しましたが、それを様々な人のケースに当てはめて分解し考えてみました。
結論から書くと、1. 行動を起こしたときに想定されるいい未来と、
現状のままの未来との間に「差分」が見えており、かつ、
2. それに対して行動の「初速」が伴っていること、が
情熱の源泉である、ということです。
また、その差分を頭の中でイメージできたとしても、現在の行動の初速がそれに伴っていなければ情熱は生まれません。
逆に、私の起業のように行動を起こすことによって、未来の差分が見つかったり、見えやすくなったりすることもよくあります。
よく揶揄される「意識高い系」の人は、差分を語れても行動の初速が伴っていない人だなと思います。
情熱があるから進化するのではなく、
常に進化し続けようとすると
情熱が溢れてくるということです。
さぁ!
明日からではなく、
今、この瞬間からなりたい自分に向かって行動に移しましょう!!