結果的に他者を動かせる事に繋がる“聴く”技術
**高尾山のカノコソウ、可愛らしいお花です(*^-^*)**
4月になりTV番組の中でもメインキャスターが変わったり心機一転しております。
私は朝の情報番組「ZIP」を見る時間はほんの5分程度ですが、
○○しながら観ています。
メインキャスターが桝アナと徳島アナから
水ト麻美アナ(通称ミトちゃん)に変わりました。
彼女は「好きな女性アナウンサーランキング」で、
5年連続で1位を獲得しているほどの
多くの人から支持されているアナウンサーです。
では、普通の女子アナとは何が違うのでしょうか?
**** 東北地方ではなかなか見られないハナメコノメ(*^-^*)(高尾山)****
いつも親しみやすい笑顔で飾らない雰囲気と、
美味しい物が大好き、食いしん坊キャラでも有名ですが、
私がZIPで見ていて気が付いた事があります。
地方のアナウンサーが地元で人気がある野菜を紹介する企画で
ミトちゃんはアナウンサーの紹介する内容に前乗りになり
目を丸くして身体は前に傾けるように聞き、
(見た事ない野菜だ!)と読み取れる顔が興味深々の表情。
そしてアナウンサーの説明が終わると
「どんな味がするんだろう」とつぶやきました。
「どんな味なんですか?」などの
前からこんな質問をあげてみようと事前に用意していたような言葉ではないですよね?
本当にミトちゃんは興味を持って紹介されている食べ物に
関心を寄せて想像しているのです。
この言動で私は、彼女は多くの人の心を捉える訳だと納得しました。
人の話しは「聞く」のではなく「聴く」のです。
耳で聞くのではなく、
心で「聴く」のです。
コミュニケーション能力の高い人はこれを自然とできています。
* * *
私の母は人の話を聞かない人です。
まず目を見て、いや、顔すらこちらの話し手に向けていません。
私は先日、頂いた“バター最中”というお菓子に
「私、このお菓子バターが多め過ぎて気持ち悪くなって食べられないんだよね。」と母に話しをしました。
そして、その後、会社の休憩時に食べるおやつを物色している私も見て、
「このバター最中持って行けばいいのに」と母は言いました。
???
食べられないと話したはずなのに‥。聞いてないの?(ノД`)
悲しいですが、この様な事はしょっちゅうあります。
* * *
***** スミレの種類が多い高尾山 *****
人が話していて、相槌をうって、「へぇ~、そんなんだ。」
だけでは本当に聴いているか分かりません。
想像してその内容をその相手の立場になって状況なども想像しながら聴くと、
その時の相手の感情まで分かるし、
新たな疑問までも自然と浮かんでくるので相手に対し自然と質問も出ています。
これは相手の話しの内容に集中しなければできない事でもあります。
集中力に欠けている人は難しい技術ですが、
それより何といってもまず、
人に興味(関心)を持つ事が
コミュニケーション能力を高める第一歩になります。
「人間が好き」でないとこの技術は向上しません。
周りの全ての人に関心を持てとは言いませんが、
目の前の人の話しに関心を持つ事はできるはずです。
もちろん、相手の話を想像をし質問もし、聴く事ができると好かれるし、
知識も増え徳になる事もあります。
そして、自分の話を聴いてくれる人を人は良く思いますから
聴いてくれる人の頼みはなるべく聞いて叶えてあげたいと思うものです。
人の話を聴ける人は
結果的に他者を動かせる事になる訳です。
あなたも目の前の人の話に想像力を働かせ、
心で聴いていませんか?