いつもここから
同じ職場に何年も働いていると
同じメンツ、
同じ仕事、
いつの間にか同じ仕事に『慣れ』というものが出来てしまいます。
私の仕事は事務で会社の書類を整理したりします。
お客様への見積書をファイリングしておく作業など、
ただ、書類に穴開けて閉じておく作業だったものを、
後で書類を探す時に見やすいようにと考え、
10年前程から見出し一覧を付けました。
これは他の方も私が書いた見出し一覧(目次)を見て
探し、書類探しに役立っているようです。
ただ、言われた仕事をやるのではなく、
より皆が作業しやすなるように考え
創意工夫して改善していける仕事人である方が間違いなく良いです。
そして先日、同僚に私の字で埋め尽くされているその目次を指して、
「これさ、パソコンで書けないの?」と言ってきました。
彼は何故そう言ったのでしょう?
そうです。
私の字が汚くて見えにく、パソコンの乱れていない字の方が見やすいと感じたから
そう言ったのでしょう。
直接的に「字が汚いから見えづらいよ」と私には言えなかったのでしょう。
小学校3年生の時に担任の先生が言った言葉は今でも覚えています。
「綺麗な字は書ける人と書けない人がいるけど、誰でも字を丁寧には書ける」と。
一覧表の私の字を見直すと結構、適当に書いていて
綺麗とは言えなかった。
そこで、すぐ「綺麗な字と書く方法」でインターネットで検索し、
・漢字は大きく、ひらがなはやや漢字より小さめ
・右下の右払いはやや長め払う
・縦の線は真っすぐに(斜めにならない)
・文字間も均等にする
などを意識して書くようにしたら
以前より数倍も綺麗な見やすい見出し一覧になりました。
自分で見返しても綺麗で気持ちが良い。
そしてなんと言っても、自分の字を上手に書く練習になります。
野球でもゴルフでも間違ったフォームの素振りを何百回やっても
上手にはきっとならないでしょう。
汚い字を何百も書いても綺麗な字にはならないのです。
綺麗な字を書く練習だと思い
すべての書類は丁寧に書くようになりました。
いつもの仕事も(これで本当に良いのか?)と
皆さんもよく自分の仕事振りを客観視して
振り返ってみてはいかがでしょうか?
お客様と会った時、「お疲れ様でした」
「ありがとうございました」の挨拶をするときに
きちんとアイコンタクトを取れていたか?など。
毎日の自分の仕事に「慣れ」が出てきても他の人から文句も言われないから
このままでいいと思っている自分がいませんか?
周りの人はなかなか本心を本人には言ってくれません。
遠慮しています。
だから、「人の振り見て我が振り直す」や
ちょっと言われた事なども掘り下げて自分の行動も見直す事は
また自分の成長でもあるし、
成長した自分は周りの人も心地よく思ってくれるはずです。
気が付いた時点で再出発。
「今更遅いよね」なんて事はない。
生涯、成長、勉強。
再スタートは